「退院はうれしいけれど、家に戻ってからが不安」
「前も退院してすぐ調子を崩して、また入院になってしまった」
精神科の入院を経験された方・ご家族から、よくお聞きする声です。退院直後は、再入院のリスクが最も高い時期と言われています。この記事では、その時期を支える精神科訪問看護の役割をご説明します。
■ なぜ退院直後が不安定になりやすいのか
入院中は、決まった時間に食事・服薬・消灯があり、スタッフがすぐそばにいます。その環境が退院と同時に一度になくなるため、生活の組み立てを自分で担うことになります。
退院後によく起こる困りごとは、次の5つです。
- 生活リズムが戻らない——昼夜逆転になり、体調も気分も崩れやすくなる
- 薬を自己判断でやめてしまう——調子が良いと「もう不要」と感じ、中断してしまう
- 通院が途切れる——外出の負担や予約忘れから、受診が空いてしまう
- 人との接点がなくなり孤立する——日中の予定がなく、家に閉じこもりがちになる
- 家族が対応に疲れる——相談先がなく、家族だけで抱え込んでしまう
いずれも、単独では小さな変化に見えます。しかし積み重なると再入院の引き金になります。早い段階で気づいて手を打てるかどうかが分かれ道です。
■ 退院支援で訪問看護師がすること
| 支援の内容 | 目的 |
|---|---|
| 服薬の継続確認 | 飲み忘れ・自己中断を防ぎ、副作用の変化を早期に把握する |
| 生活リズムの立て直し | 睡眠・食事・日中の活動を、無理のない範囲で整える |
| 状態の観察 | 「いつもと違う」サインを早期にとらえ、悪化を未然に防ぐ |
| 通院のサポート | 次回受診日の確認、必要に応じて受診同行も相談可能 |
| 主治医への状況共有 | 診察では伝わりにくい自宅での様子を、医師に橋渡しする |
| ご家族への支援 | 接し方の助言と、家族が一人で抱え込まないための相談先になる |
■ 退院直後は訪問回数を増やせます
医療保険の精神科訪問看護は原則週3回までですが、退院日から3か月以内は週4回以上の訪問も可能です。
不安定な時期は手厚く関わり、生活が落ち着いてきたら回数を減らしていく——という調整ができます。「最初だけしっかり支えてほしい」というご希望にも対応できます。
■ 相談は入院中からできます
退院してから探し始めると、書類の準備で訪問開始が遅れ、最も不安定な時期に支援が間に合わないことがあります。退院日が決まった段階でのご相談をおすすめします。
入院中にご相談
ご本人・ご家族どちらからでも構いません。病院の医療相談室(MSW・精神保健福祉士)経由のご相談も可能です。
主治医に訪問看護指示書を依頼
入院先の主治医、または退院後の通院先の医師に発行いただきます。依頼の仕方がわからない場合もご相談ください。
退院時カンファレンスで情報共有
可能であれば参加し、入院中の経過や退院後の注意点を引き継ぎます。参加が難しい場合は退院時サマリーで共有します。
退院直後から訪問開始
最も支援が必要な時期から関われます。訪問頻度は状態に合わせて調整します。
■ さいたま市で退院後の訪問看護をお探しの方へ
はーとふる訪問看護ステーションは、さいたま市浦和区(与野駅徒歩2分)を拠点とする精神科特化の訪問看護ステーションです。統合失調症・うつ病・双極性障害などで入院された方の、退院後の在宅生活を支えています。
対応エリアは、さいたま市の浦和区・中央区・大宮区・緑区一部・見沼区一部です。
入院中のご相談も承っています
「退院後が不安」「家族としてどう支えればいいか」という段階のご相談で構いません。ご本人が乗り気でない場合も、ご家族だけでご相談いただけます。初回相談は無料です。
お電話:048-919-2035(月・火・木・金・土 9:00〜18:00)
■ よくあるご質問
Q. 精神科の退院後に訪問看護は使えますか?
A. 使えます。主治医が「訪問看護指示書」を発行すれば、退院直後から利用できます。退院後は生活リズムの乱れや服薬の中断が起こりやすく、再入院のリスクが高い時期です。この時期に訪問看護が入ることで、在宅生活への移行を安全に進められます。
Q. 退院前から訪問看護の相談はできますか?
A. できます。むしろ入院中からのご相談をおすすめします。退院日が決まった段階でご連絡いただければ、必要書類の準備を進め、退院直後から訪問を開始できます。病院の医療相談室(MSW・精神保健福祉士)を通じたご相談も可能です。
Q. 退院直後は週に何回来てもらえますか?
A. 医療保険の精神科訪問看護は原則週3回までですが、退院日から3か月以内は週4回以上の訪問も可能です。状態が不安定な時期は訪問頻度を高め、落ち着いてきたら回数を調整していきます。
Q. 退院後にありがちな困りごとは何ですか?
A. ①生活リズムが戻らない(昼夜逆転)、②薬を自己判断でやめてしまう、③通院が途切れる、④人との接点がなくなり孤立する、⑤家族が対応に疲れる、の5つが代表的です。いずれも再入院の引き金になりやすく、早期に気づいて対処することが重要です。
Q. 退院支援では具体的に何をしてもらえますか?
A. 服薬が続けられているかの確認、生活リズムの立て直し、体調・気分の変化の観察、次回受診日の確認と通院のサポート、主治医への状況報告、ご家族への関わり方の助言などを行います。「退院したその後」を継続的に支えるのが役割です。
Q. 入院していた病院と連携してもらえますか?
A. はい。退院時カンファレンスへの参加や、退院時サマリーの共有を通じて、入院中の経過を引き継ぎます。退院後の状態は主治医へ定期的に報告し、必要に応じて受診の前倒しなども相談します。
Q. さいたま市で退院後の訪問看護を探しています。
A. はーとふる訪問看護ステーション(さいたま市浦和区・与野駅徒歩2分)が対応しています。浦和区・中央区・大宮区・緑区一部・見沼区一部が対応エリアです。入院中のご相談・ご家族のみのご相談も無料で承っています。